稽古のながれ

一日の稽古の様子をご紹介します


準備運動

 

 稽古開始前にしっかりと準備運動をおこないます。

 怪我を予防し、その日の稽古で最高のパフォーマンスを発揮するため、毎回時間をかけて入念におこないます。

 また人前で発言することに慣れてもらうために、当番の道場生が大きな声で号令をかけながら準備運動を進めていきます。

基本稽古

 

 準備運動で身体が温まったら、まずは基本稽古からスタートです。

 フルコンタクト空手の本質は組手にありますが、元を辿ればこの「基本稽古」に行き着きます。ここでしっかりと手技と足技を研きます。

 道場生が順番に10本単位で号令をかけながら大きな気合いを出して基本稽古をおこないます。

 稽古は始まったばかりですが、基本稽古が終わる頃には全身から汗が噴き出します。

補強トレーニング

 

 次は補強トレーニングです。

 腕立て伏せ・腹筋・背筋・跳び屈伸などで筋力と心肺機能、筋持久力を養い、相手の攻撃に耐え強い攻撃を繰り出す身体を作り上げます。

 ジャンプしたり静止したりとバリエーションもさまざま。毎回異なる刺激を身体に与え運動能力のベースアップを図ります。

移動・型稽古

 

 基本稽古に動きを加えたものが移動稽古です。

 しっかりと腰を落とし、決められた動きの中で下半身を鍛えます。 

 さらに対人を想定した移動稽古ともいうべきものが型稽古です。前後左右、四方に相手がいることをイメージし、それに対応する動きを文字通り「型」に当てはめて稽古します。

 

ミットトレーニング

  

 このミットトレーニングで、突きや蹴りを繰り出すフォームやタイミングを繰り返し練習します。

 またミットの持ち手は、ミットトレーニングを通して相手の技の威力を知り、ディフェンスの技術を学びます。

組手稽古

 

 組手稽古は実際にお互いの身体を打ち合うフルコンタクト空手ルールでおこないます。頭部、胸部、手足などにお互いの身体を保護する組手用サポーターを着用し、痛みや怪我を最小限に抑えながら稽古をおこないます。

 しかし、自分や相手の痛みを感じ、真剣な気持ちで組手稽古に取り組むためにも痛みを完全に取り去るようなサポーターはあえて着用しません。

ダッシュなど    

 

 最後は残された体力と気力を振り絞ってチームでダッシュをおこないます。

 最後まで集中力を切らすことのないように、また楽しく稽古を終えることができるようにゲーム性を取り入れるなどの工夫をしています。

 

これで本日の稽古は終了です。おつかれさまでした。