· 

徐々に醸成されていくものです

対外試合についてもう少し書いておきます。先日の対外試合出場メンバーに明確に『優勝する』という意志があったかと言えば、それは無かったと思います。私自身、意識していませんでした。
 実力がまだそのレベルに達していないのは分かっていましたし、選手のみんなとも普段の稽古から「まずはひとつずつ。目の前の試合に集中しよう」という方針を共有していました。その結果が優勝であれば最高でしたが、当然そんなに甘くはありません。
 だいたい道場として、小中学生の対外試合出場は今年始めたばかり(個人としてはもう少し前ですが)で、今回の9名中で5名がまだ二回目、4名は初出場です。まだまだ経験が足りません。
 やはり『対外試合で優勝しよう』という雰囲気は徐々に醸成されるものだと思います。一研会は今年で道場開設してようやく丸四年ですが、今回の試合の主催道場はもはや五十年近い実績のある団体です。所属する選手数も経験値も当会とは段違いで、目標にするには相手にとって不足無しです。そして今回の経験を糧に次はもう一つ上を目指す、その積み重ねが最高の結果に繋がるのだと考えています。
 結論ですが、今回の出場メンバーは反省点はたくさんあるものの、次につながる良い試合をしたと私は考えています。