学生のみんなも頑張ってます。

 一般部で稽古する学生のみんなは、学業やクラブ活動に励みながら空手の稽古を続けています。私も大学を出たあとは5年間ほどサラリーマンをしながら空手を続けていました。平日の稽古は20時くらいから深夜まで。土日は丸一日。若いうちはそんな稽古スタイルもさほど苦になりませんでしたが、20代後半になると両立がだんだんと難しくなってきました。そこで私の場合は、空手一本の生活を選んだ訳ですが、もちろそんな極端な方法は今の一研会の道場生に求めません。 

 私が道場生に望むのは文武両道です。単にバランスのことを言っているのではなく、武芸と文事の両方を修めることこそ武道です。力のない正義は無能ですし、ヴィジョンの無いハードワークもちょっと違うと思います。空手の中に社会があるのでは無く、社会の中に空手があります。私は武道を身体の内に修めた一研会の道場生が、社会に出た時にそれを武器にして存分に生きる姿が見てみたいのです。

 その点、私はともかく私の弟子は非常に優秀でとても安心です。